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清水栄一×下口智裕「鉄のラインバレル」1巻



「なあ 矢島………それでも俺 お前みたいになりたかったんだよ」

 事故で瀕死の重傷を負った早瀬浩一少年。
やがて目を覚ました時、少年は未知の力を手に入れていた…。
そして3年後、少年の目の前に事故の原因となった巨大人型ロボット「ラインバレル」が出現する!!
少年達の激動の青春群像を描くドラマッチク巨編、始動!!
鉄の巨人、降臨!!
(単行本裏表紙より)


 2013年3月14日に発売する「スーパーロボット大戦UX」(リンク先公式サイト)に、「鉄のラインバレル」の漫画版が参戦することが決定しています。
 それに伴い、ゲーム発売までに既刊の収集と、できればここで感想を書いてしまいたいな、ということで2月3月の更新では優先して取り上げていく予定です。


 巨大ロボット・ラインバレルの搭乗者=「ファクター」に選ばれた早瀬浩一少年の物語である「鉄のラインバレル」。
 浩一は幼い頃に親友の矢島にずっと守られていた事が悔しく、強くなった現在はその反動で守ることに酔っており、とてもまともな主人公ができるとは思えないくらいです。
 はっきり言って1巻の浩一は酷いので、ラインバレルの格好良さや、この先の期待感で読み繋いでいくことが出来たというのが正直な感想です。

 やがて物語は世界を巻き込む大きなスケールになっていくようです。が、1巻は浩一がラインバレルの力を自覚するところから始まるので、話の全体像はまだ見えてきません。
 1巻は巨大な力を手に入れた浩一が増長する様子と、それを何とかしたい親友の矢島がメインとなって描かれており、その他に出てくるキャラクター達は敵なのか味方なのかもまだわかりません。
 
 圧倒的な強さを見せるラインバレルは敵の襲撃を圧倒的な強さでねじ伏せ、主人公ロボットとしての強さを存分に発揮します。
しかし、同じファクターを名乗る森次という男の操るヴァータントに戦いを挑まれ、更に圧倒的な力で破れてしまう、という敗北の経験も浩一は早くも味わうことになります。
 ラインバレルが刀を振るって戦うのが格好良いと思っていたところ、後から現れたヴァータントが十数本の刀を駆使して戦う、という描写には痺れました。 

 幼馴染の一般人の女の子と、ロボットの秘密を握っていそうな謎の美少女がいる、というダブルヒロインの構図もツボを押さえていてナイスな展開です。


○主人公としての自覚

130202.jpg

 突然ですが、ロボットものだと「蒼穹のファフナー」という作品が好きです。
一気に引き込まれたきっかけは2話で早くも主人公の男の子が自ら戦う決意をする、というシーンでした。
 デカいロボットに乗りながら主人公がウジウジしているというギャップがあまり好きではないので、ロボットものに関しては「いかに早く主人公がロボットに乗って戦うことを決意するか」が、自分の中ではかなりのウエイトを占めています。

 そういう観点で見ると、「鉄のラインバレル」は1巻でその覚悟をするであろうシーンがラストに来ているので、浩一に関しては成長を期待できる、と読めました。
 その覚悟のきっかけが友人の死というのは残酷ではありますが……。

 成長という意味では敗北イベントもこなしていますし。覚悟の前に敗北をしているというのが珍しい構成のように思えますが、俺様主人公がまっとうになっていく過程には不可欠なので、これまた安心ができるといいますか。

 そしてトドメに、何回も言っているように浩一は本当にどうしようもないくらい俺様主人公として登場しているので、1巻が一番最低ラインであり、下がりようがないというのも、この作品を今後安心して読めそうな点なので、ここで描かれる浩一に関しては我慢して見守るような気持ちでいたいな、と。
 幸い、森次のような真っ当な大人もいることなので、心配ない…はず。

くみちょう「B.B.GIRLS」1巻



「無理じゃないです!!上手いとか下手だとか!!
体力があるとかないとか、それは皆が決めることだけど!
無理かどうかは自分で決めます!!!」


 県立清宮寺南高等学校女子バスケットボール部。
部員不足でまともに試合すらできないこの部に、青春を謳歌すべくやってきたのは「チビ」「もやし」「運動オンチ」三拍子揃った…バスケ部の…救世主!?
(単行本裏表紙より)
 
 裏表紙の作品説明の通り、"漫画の影響で"バスケ部に憧れる運動オンチの主人公・三島勇美がバスケ部に入部をし、青春を謳歌しようと頑張る物語です。
 バスケットボールを頑張る物語ではなく、青春を謳歌しようと頑張る物語、というのは間違いではありません。少なくとも今のところは、ですが。

 スポーツ漫画のテンプレの1つである「初心者の新入部員が期待のルーキーと対決をする」という展開にはなりますが、そこで勇美が才能の片鱗を魅せることで入部を認められる…!というような事は決してありません。
 一応、根性は認められていますが、その後に出てくる新キャラがことごとく彼女より上手いし、勇美が特別上手くなった描写もないので、最終目標は全国大会!という風になりそうにもなく、 バスケ漫画でいうと「フープメン」のようなオチで終わりそうな感じがします。

 と、いきなり終わる話をしてどうする。
1巻は勇美が入部を認められる1話、バッシュを手に入れるために街へ買い出しに出かける2話、新キャラ2人が登場する3話、初の練習試合が描かれる4話の計4話が収録されています。
 
 2話が「練習して上手くなる達成感を味わう」というような技術的に成長する回ではなく、バッシュを買いに行って見た目がちょっとバスケ部っぽくなるという、外見が"らしく"なる話なのが「B.B.GIRLS」だなあ、と思うわけです。
 でも、私自身も初心者のクセに形から入るタイプなので共感してしまうのでした。

 そして、ロクに練習することなく3話にして、1話で期待のルーキーとして描かれるエリと同レベルのプレイヤーが2人も加入してくるという。
 こうして書くと、勇美の成長と作品の進行スピードが全然噛み合ってない気がして、ますます読めない作品だと思わされてしまうのでした。


○読めない女の子・勇美

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 作品の展開が読めないと思っていたら、主人公のキャラも読めませんでした。

 勇美がバスケ部への憧れを抱くきっかけになった漫画「SUPER DUNK」の、おそらく並行世界の物語である某バスケ漫画のR南高校のT岡監督の言葉を借りるとすれば
「作品の不安要素でもあるのか…!?あの女が…!!」
とでも言うべきでしょうか。勇美の行動がとにかく読めず、作中のキャラに突っ込まれる程にわけがわからないのが独特な作風になっている半面で、熱いシーンを阻害する両刃の剣になっている感じがあります。
 

 これとは別の作品のためにコミックブレイドを買い始めて、一通り読んだ時に少し気になったので試しにコミックスを買ってみた、という程度なのですが、何かよくわからないけど繰り返し読んでいます。
 この時点では正直、好みのキャラがいれば続きが気になるかも!くらいなのですが、作品の空気感が独特なので何かのきっかけで化ける可能性があるかもしれないな、と。
 本誌で継続して読んでいくのは確定しているので、2巻が出た時に、またこうして取り上げたいです。

 ちなみに、私は「地味」こと安崎かすみちゃんが好みでございます。
実はスーパーエースで怪我が治った途端にバリバリのスポーツ漫画化する、なんて展開もあるかもしれません。
 ……ありませんね。

久保帯人「BLEACH」2巻

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「尸魂界の掟というのは…貴様ら人間の魂を守るために定められているのだ!!」

1巻感想はこちら
 ルキアから死神の力を譲渡され、虚(ホロウ)との戦う運命に身を投じることになった一護。
「家族を守るために」という当初の"目的"は、自分を庇って力を失うことになったルキアの姿を思い出したことで「ホロウから襲われる霊達を守るために」という"覚悟"に変わったのでした。
 そして、後のメインキャラ・織姫とその兄のエピソードも1巻で描かれ、一護の優しさの片鱗が見えるような描写もちらほらと見えます。


○続々登場、メインキャラ

「チャドが…病室から…消えた……!?」
 というような冒頭で、今では悪い意味で持ちネタになってしまったチャドの消失ネタがこんなに早くに!と驚かされる2巻です。
 1巻のラストから始まったチャドとインコのシバタのエピソード(8~12話)と、浦原商店の面々が登場するコンのエピソード(13~18話)の中編2つが収録されています。
 
 ルキアが戦力として活躍する予感が全くできないのとは対照的に、チャドがこの時点でそこそこ強いように描かれていることや、浦原商店の面子がタダ者でない雰囲気を出していることなどから、今後の展開を見据えての2つの中編だったのかな、と。
 ルキアの義骸の謎や「地獄」の存在など、リアルタイムでは長期的に気になっていた布石も見られたりもありますし。地獄は結局、本編では深く触れられることがなさそうですけれども。
 
 チャドもコンも初登場時からすごく良いキャラクターをしているだけに、現在の不遇さは残念に思えてしまいます。


○ルキアと一護の"優しさ"

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 この2巻から間もなくして、一護の前にルキアの兄、朽木白哉が立ちはだかります。
一護が彼と戦うことになるのは、その背景にある「尸魂界(ソウル・ソサエティ)」の体質そのもの、ここでも後でも使われているように"掟"を何とかするためです。
 久々に2巻を読んで「この時点でルキアは掟について語っていたのか」と驚いたと同時に、一護を護るために自分を犠牲にして現世を去ったシーンが自然と浮かんできました。

 1巻の感想で、「一護を一言で表すなら"優しい"」と書きました。
同じようにルキアも"優しい"が当てはまるけれど、2人の本質は違うところにある気がしています。

 一護は「自分が何とかできる!」という想いがあったうえでの優しさがあると思うのです。
正しくは、母親を護れなかった/護られたことで「同じ事は繰り返さない」という決意があっての「自分が何とかする!」という想いからくる優しさ、になりますかね。
 一護自身は傷ついているので自己犠牲的な要素はあるものの、自分の命まで犠牲にするつもりはないはずです。

 一方のルキアのそれは、前提として"掟"があり、「自分がどうなってもいいから」という決意がある上での、自分を捨てているが故の優しさなのではないかな、と。
それこそ、一護のために自分の命も捨てられるくらい"優しい"のが朽木ルキアだと言えるくらいに。

 ルキアは一護の10倍近く生きているということで、百数十年生きているわけですから、それこそ「長く生きていても変えられないことがある」と悟ってしまっているのかもしれない、と今回感想を書くにあたって色々考えた時に思い浮かびました。ルキアの年齢設定ってあまり意味ないのでは?という10年以上に渡る疑問が少し解けた気がします。


 今回、感想を書くにあたって、もう1つピックアップするか迷ったシーンがありました。
それもルキアについての話で、8話で義骸に入っている時に、走るのに一生懸命で敵接近の気配に気づかなかった、という場面です。1巻の時にも書いたんですが、ルキアを一言で表すなら「迂闊」なのではとも…?と思ってしまうのでした。
ある意味、一生懸命ではあるんですけど空回りしているというか。
 ああでも、気持ちが纏まらないうちに身体が動いてしまうと言えば、先ほど書いた"優しさ"に通ずる部分はあるのかな。

 何にしても、ルキアについてはまだ理解しきれていない部分が多々あるので、これから集めていく中でしっかり把握できたらな、と。
幸い、54巻でも表紙を飾っているので理解が深まってからもう一度書くチャンスもありますから。

 ああでも、あの辺では銀城について書きたいなとか、今考えても仕方ないことを考えたりもしています。
 そもそも52冊後なので、いつになるやらですが…

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