やっぱり「PSYCHO+」は面白いですね!



藤崎竜先生の連載で一番好きなのが実は「PSYCHO+」だったりします。
もちろん「封神演義」も同じくらい好きで、今SQでやってる「屍鬼」も大好きなんですけど、サイコプラスは短いながらすっごく綺麗にまとまってるのがメチャクチャ好印象なんで「1つ選べ」って言われたらこれを選びます。(「サイコプラスでどう?」のシーンが好きすぎる)

少し「PSYCHO+」の説明をしますね。
現在もジャンプSQで活躍中の藤崎竜先生の初連載で、なんと15年も前の作品です。昔からジャンプ伝統の打ち切りシステムが存在していたので、残念ながらこの作品は11回で終わってます。大好きなだけに、たった11回で終わった理由が全然わかんないんですけど…当時のラインナップはそんなに豪華だったんでしょうか。(まぁ、アクの強い作品なんで好き嫌い分かれそうですがw)
そんな「PSYCHO+」がコミック文庫として復刊ですよ!「せっかくだから多くの人に読んで欲しい」と思ったので今回、例によって下手糞ではありますが記事を書いてみました。

この記事は「PSYCHO+」の文庫版発売に合わせて書いた記事ですが、「とりあえず読んでみたい!」と思った方は文庫版よりもコミックスをお薦めします。(理由は後述します。)
が、ファンの方にはファンアイテムとして持っておいてほしい1冊です。私はファン歴浅いんですが、後ろを見たらあとがきが載ってたんで速攻で買う気になりましたw
田舎だし、朝早く行ったせいかもしれないんですが、4件目でやっと1冊発見できた程度でした。たぶん発行部数少ないっぽいんで、コミック文庫恒例の"初版限定のしおり"が欲しいって方は急いで買っちゃいましょう!


どこで皆さんの琴線に触れるかわかんないので、ストーリーを追いながら、ちょこちょこネタバレして書いていきます。

〔LEVEL1:緑髪の少年と電脳少女〕



緑色の髪と瞳の少年・緑丸は真夜中が好きだ。
「気持ち悪い」、「かわいそう」、自分にかけられるそんな言葉を、自分にとって悪いイメージでしかない緑を、夜は隠してくれるから。
そんな夜に緑丸は自分を見て、憐れみでも蔑みでもなく、ただ「綺麗ね」と言ってくれた少女と運命の出会いをする。その言葉だけで不思議と自分が、緑色が少し好きになれそうな気にまでなってくる。そしてもちろん、その子のこともー
…けど、その女の子・水の森ちゃんはゲームが大好きで、恋人も自分よりゲームが強い人なら誰でもいいって?!そんなことはやめさせなきゃ!このヘンテコなゲーム「PSYCHO+」で勝負!!

だいたいこれが1話の2/3ってところでしょうか。実際はもっとテンション高めの作風なんですが、文章じゃ伝わりにくいかもしれません。とりあえず出てくるキャラがだいたいぶっ壊れてるのは確かですw


〔LEVEL2:サイコプラス起動!〕



木が動いた?!
「PSYCHO+」は超能力で木を動かすゲームみたいだけど、緑丸にとってそんなことはどーでもよかった。水の森ちゃんに「変な人」と言われてしまったのだ。
結局、彼女も他の人と一緒で、緑色の自分を「変な人」だと言うんだ…あの子だけは違うと思ったのに……そんな風に落ち込みながら過ぎていく平凡な日常に、ある事件が起きる。水の森ちゃんが振った男に狙われてるって?!!
「知らないの?この緑色は……悪魔の色なんだよ」
大事な人のピンチに緑丸の怒りと「PSYCHO+」の力が炸裂する…のか!?

水の森ちゃんのキャラ掘り下げ編って感じでしょうか。どうも黒髪ヒロインに弱いらしく、緑丸と一緒の気持ちになって読んでます。ゲーム好き(=割とオタク趣味?)で美人で黒髪で気が強くてって、どんだけ私のツボをついてくるんでしょうか彼女は。(知らんわ)
緑丸はウジウジしそうだけど実は行動力抜群なんですよね。何気にカッコいいシーンが多いような。


〔LEVEL3:自殺ゲームの罠?!〕



「PSYCHO+」がレベルアップした!
今度は"運"を使って危険を回避する能力みたいだけど…運が減ってる?ゼロになったら一生不幸男になっちゃう!!しかも全部で160しかないし……
時を同じくして水の森ちゃんの昔の恋人、一太郎が出現!でも、何か変な様子で…?
「助けてくれ。殺される。」このメッセージはまさか!自殺ゲームから一太郎を救え!!

緑丸が漢すぎるナイスエピソードです。そういう描写が入ってるんで、水の森ちゃんが惚れはじめたのはこの辺ですね。(上の話の「悪魔の〜」ってのはまだ冗談半分っぽい感じがします。)
しかし、暗証番号のシーンは何回見ても耐えられないなぁwキャラを唐突にぶっ壊せるのがフジリュー作品のいい所なんですが…これはやりすぎだろwww
レベル1もそうだったんですが、レベル2の能力もエピソード専用になってるのがいいですね。こういう風に小出しにして、最終的にすごい力が…ってのが藤崎先生の想定してた展開なんでしょうか。


〔FINAL LEVEL:緑色の秘密!〕



成仏の危機を乗り越えてレベル4になった「PSYCHO+」が盗まれた!
慌てる緑丸の前に現れたのは転校生のちょっとおかしなコで…え?中間試験って??しかもキミも…緑色の仲間??!
明かされる「PSYCHO+」と緑色の関係、地球に迫る危機、そして、みんなとのしばしの別れが…
「帰ってきたら俺とゲームで勝負してくれるかなー?俺が勝ったらー」
守りたい。みんなを、何よりも大切な君を。いつか来る再会を信じて、緑丸は旅立つー!!

最後にして最大の電波キャラ、高屋敷さんの登場によって話のスケールがバカでかくなりますwんでもって、綺麗にまとまって終わってくれてます。このラストだからこそサイコプラスは(少なくとも私にとっては)名作だと胸を張って言えるので、いきなり話の規模が膨れ上がったことや、どのキャラもちょっとネジが外れているのも気にならなかったりします。(東田の妹は完全に捨てキャラですねw)
藤崎先生はラブコメをやりたかった訳じゃないと思うんですけど、夜の公園のシーンは恋愛マンガとして描かれてたんじゃないかってくらい素敵な場面になってます。最初に会った場所で、ってだけでもいいシチュすぎるのに加えてセリフが神がかってるんだよなー。上の青い太字に続く水の森ちゃんの返答はもっと評価されていいと思うんだ。
どうでもいいんですが、もっと続いてたら他の11人の緑色が仲間になって共闘したり、敵になって対決する展開になってたんでしょうかw



サイコプラスの他にも短編「DIGITALIAN」が(コミックスには「伝染源」も)載っているんですが、時間の都合で省略します、すいません。ご存知の通り、藤崎先生の短編は素晴らしいので、これを読む為に買っても損はないというか、短編好きの方にはぜひ読んで欲しい作品になっています。


作品自体は文句無しなんですが、文庫版には少々不満があったりします。
「表紙の描き下ろしはあるだろ!」なんて思ってた私がいけないんですけど(たぶん「遊戯王」と比べちゃってるからいけないんだと思います。他の文庫も表紙使い回しが多そうですし。)、
表紙はコミックス2巻と同じだし(=1巻の表紙分、カラーが減ってる!)、フジリュー作品恒例のあとがき「断崖絶壁今何処」はカットされてるし、コミックスに載ってた読みきり「伝染源」は別の文庫に持ち越しっぽいし…といったように「カットされた要素がちょっと多いんじゃ…」と思ってしまいました。(まぁ、読みきりが削られたのは容量とか、今後の文庫版の為だと思うんで言い掛かりなんですけどw)

でも、文庫版限定の「あとがき」と著者近影は書き下ろしand描き下ろしなので、最初にいったようにファンの方は抑えておいて損はないかと。文章は少ないんですが、フジリューらしいっちゃらしいですw

「すぐ上で"今後の文庫版"と言ってるって事は他のフジリュー作品の文庫版が出るって決まってるのか?」と思った方がいるかいないかわかりませんが、今後の情報も少し載せておきますね。
まず、7月に「サクラテツ対話篇」が刊行されます。
これこそ人を選ぶ作品なんですけどw、私は大好きです。ヒロインの富良兎がフジリューキャラの中で一番好きなのは確実で、ひょっとしたら今まで読んだマンガのキャラで一番好きかもしれません(女性キャラではトップ3確定)。たぶんサクラテツの記事も書きますが、至る所に「富等兎は俺の嫁!」が飛び交うこと必死なので注意してくださいw
あと、予想でしかないんですが、短編集も近いうちに文庫化するかもしれません。(参照:藤崎竜先生の新しい短編集が企画中?
文庫のタイトルが「藤崎竜作品集」になっているので続々と刊行されるのは間違いなさそうですね。うーん、全部持ってるけど、全部買ってしまいそうですw(コミックスは弟に読ませる用にして、実家に持って帰るかな…)

「屍鬼」の連載だけでなく、過去作品の文庫化で藤崎先生のファンがもっともっと増えるといいですね。代表作の「封神演義」しか読んだ事ない人も、この機会に手にとってみてはどうでしょうかー。
まずは原点に還って「PSYCHO+」を読んでみてください!!


 
 

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://sour10.blog115.fc2.com/tb.php/93-3b2abd87