まさに男の為の世界 花沢健吾「なで☆シコ」

「このマンガがすごい!2007オトコ版」の花沢先生へのインタビューの中に、こんな言葉がありました

「今の日本って女尊男卑じゃないですか。女性専用のスパゲッティ屋ができたとか聞くと、最悪にムカつきますね。男性が優遇されまくっている逆転した世界みたいなものを描いてみたいですね。」

そして始まった新連載「なで☆シコ」。
冒頭はこんな感じで始まる

「ヒマだな。」

「ヒマだね。」

「そお?俺は結構忙しいけど。サボテン枯らしたり、鼻くそでピラミッド作ったり。

「だよね。高校卒業してから家にこもってOVA観てるけど、あっという間に2か月経ったもんな。充実してんなあ、お前ら

「たくみ、大学はどーした?」

3日でやめた。

いーんだよ、何もしなくて。俺たちニートだし。」

見てわかる通り、どうしようもないのだ。ニートである自分達を肯定し、ただなんとなく生きている4人の若者たち。
そこへ、若い2人の女性が近づいてくる

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君達ニート?よかったらお茶しない?

・・・ありえない話だ
はっきり言って、彼らはブサメンだ。しかもニートである。
どこの世界にニートでブサメンに声をかける美人がいるのだろうか?美人局ってやつか?

しかし、もっとありえない事が起こる

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近づくんじゃねぇっ。ブサイクっ!!!

こいつら誰に物言ってんだ?キモイの自覚しろよ

とにかく目障りだっ!!俺達の視界から1秒以内に消えろっ!!!

そして「す、すみませんでした〜」と去って行く2人の女性。


そう。この世界は男が絶対的な権力を持っているのだ。男は「絶滅種」であり、「国の宝」とまで言われている。
現実世界での、戦前やそれ以前の男尊女卑とはまるで違う。
男は年金を20歳で貰い自分のパンツを店に売って金を儲け、しまいには「援助交配」とまでくる。
「援助交配」の相手は20代で身元の確かな女性。彼らにとっては20代さえもババアらしい)

一方、女性はと言うと
戦争の為の訓練を受けただの痴漢で最悪、死刑を受ける。痴女は立派な犯罪です!」というポスターまで貼られている
何よりも、一定のステータスを持っていなければ、どんなダメな男にも「キモイ」と言われるのだ。この世界では当たり前の事なのかもしれないが、これは耐えられないだろう


これからどう展開していくのか?

先程の男4人の中に、主人公・たくみがいる。

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彼は最初の罵倒シーンで何も言わなかった。というか、言えなかったのだ。彼は昔、痴漢を受けた事で、女性に対して恐怖感、あるいは偏見を持っているのだった。

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痴漢をした女(こりゃトラウマになるわな

この辺の時系列、「大学〜」のセリフ云々で、痴漢→冒頭シーンであってる思うのですが、自信ありません。どなたかコメントで指摘お願いします)

女ってバカな生き物だ
使用済みのパンツを買う女や、手紙で交際を申し込んでくる女。たくみもまた、女という生き物に嫌気がさしていた。
しかし、そんなたくみにもたった1人だけ、心に決めた女性がいたのだ。

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ふみちゃんだけは違う。今、何してるかな?

遠い昔は女性が「大和撫子」だったという話を祖父から聞かされていたたくみ。
それが何かも知らぬまま「ふみちゃんがヤマトナデシコになったら、結婚しよう。」と約束をしていたのだ。
そして、今もその想いを抱き続けているー

そして、一方のふみは国を、いや、男を守る為、戦争に向けての訓練を受けていた。
厳しい訓練、恥ずかしい言葉を言いながらの行進、そして次第に女らしさを失っていく日常。そんな毎日を繰り返し早2ヶ月が過ぎた。しかし、彼女もまた、ある想いを胸に秘めていた

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いけない。たくみ君の言ってた「ヤマトナデシコ」から、遠ざかってるかもしんない。

そう、彼女もまた、たくみとの約束を覚えていたのだ
そして、彼女はたくみを想うのだった。
いつか迎えに来てくれる・・・・・・かな?


物語の向かう先は?

女性に対し、徹底的に復讐したい」と言っている花沢先生。しかし、はっきり言って、やりすぎである
女性が立場を回復する話では無いのは確かだと思う。「ボーイズ〜」の様に痛い目を見るという事は、この世界観ではありえないだろうし。
たくみがふみちゃんとの恋を成就させるだけの話を花沢先生が描くというのも考えられない
女性に対しての怨恨の深さがこの作品で見られるのは確実ではありますが、話の展開ははっきり言って読めません(ぉ)。
女性の復讐はあるのか?ブサメン達に鉄槌は下るのか?ていうか、この辺フォロー無いと、花沢先生がヤバいと思うのは私だけでしょうか

次回掲載は未定。2人の想いは交わるのか?

(C)花沢健吾/小学館

 
 

コメント

続編について

この作品って打ち切りになったんでしょうか?
その後、どうなったか情報をお持ちでしたら教えてください

Re:続編について

この作品は「スピリッツCasual」という年に3〜4回しか刊行されない雑誌の不定期連載なので、まだ2話が掲載されていないんですよ。
打ち切りではないので安心していいと思いますよ〜
(とは言っても2話がいつ載るかわからないので不安といえば不安ですがw)

この記事、雑誌の情報が抜けていますね。不親切ですみません。

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