猛き光、掟の名の下にー。藤田和日郎「月光条例」




ここは、現実世界。
1人の少年が、青い月の光の下に立っている。
世界の中心に立っているかのように堂々と振る舞う"彼"にも苦手なものが4つだけある。
1つは、全てを見透かすように夜を照らす"お月サマ"、
1つは、どこかカッコワルい気がする"本当のコトを言うコト"、
1つは、幼馴染の少女の少女"エンゲキブ"、
そして最後の1つは、"彼"を育ててくれた"オヤジ"
この4つだけはどう足掻いても克服できないのだ…

運命か偶然か、平凡な日常を送っていた彼の運命を変えていくのは
怪しく、青く煌く月の光。
世界に選ばれしその少年の名はー





ここは、「おとぎ話」の世界。
数十年に一度、青き月の光がこの世界を狂わせる時がついに来たのだ。
「めでたし、めでたし」となるはずの話が歪み、主人公たちが死の危機に瀕していた。
だがしかし、彼らにはたった1つの希望があった。
それは世界を正す為のたった1つの"掟"である「月光条例」。
その掟とはー





そして2つの世界が交わる時、月の"掟"が下される!!



これ以降はこれから読む方の為に明かさないでおきますね。
("これ以降"なんてレベルじゃないですけどw)

もうね、大袈裟じゃなく生きててよかったです。
少年誌で藤田先生の新連載を読める日はもう来ないんじゃないかと
ちょっと不安になっていたのもありますが、
何よりもストーリーが進行していくのを、
伏線が回収されていくのをリアルタイムで見られる幸せ!!
「生きててよかった!」以外に言葉が見つかりません。

読んだ方はわかると思いますが、
主人公の名前を伏せているのは重要な意味を持っているからです。
私の感想なんてどうでもいいと思うんですけど、
今回の主人公もめちゃくちゃいい名前ですね!
うしとらを浮かべずにはいられないし、
単純に「この主人公はいい名前だ!」と思ったのも久々でした。

ラスト5ページの展開は流石としか言いようがないです。
今まで散りばめていた言葉やフリを上手く使って短いページで見開きまで使って魅せる!
この芸当は藤田先生ならでは、と言えるのではないでしょうか。
それに、過去の作品と比べても遜色ないなぁと思えるのは
青年誌で"短くまとめるスキル"を身につけたのも関係ありそうな気がしますね。
そう考えるとサンデーを一旦離れたのは、今となってはよかったんじゃないかとさえ思えます。
「邪眼〜」も「スプリンガルド」も大好きですし。うん、あれはよかったんだな。

これから何百話と続いていく(と思う)「月光条例」ですが、
たった1話だけで色々な妄想をさせられます。
演劇部さんの最初のセリフが今後の展開を暗示してるんじゃないか、とか
(=主人公が後期鳴海のようになってしまうんじゃ?)
それよりもまず演劇部さんの名前は??とか
彼女の名前を最初に呼ぶシーンは燃えること間違いないだろうな、とか
この作品のことを考えれば考えるほど妄想が膨らんで、俺キメェ
1週間後が待ちきれなくなりますね。あ、私だけですか…
それもこれも、どのセリフが後々活きてくるか、いつ伏線を貼ったのかわからないくらいに
上手く自然にストーリーに組み込んでる藤田先生が悪いんですけどね!(最悪)

サンデーの公式サイト「WEBサンデー」でもちょっとした動きがあります。
「バックステージ」では藤田先生からのメッセージが!
(なんと、先週も更新されてます。)
そして「ダウンロードスタジオ」では「月光条例」の壁紙が配布されています。
藤田ファンはさっそく壁紙にしましょう!

何の意味があったかわかりませんし、
何人かの方に事前に期待されていたわりにダメダメな記事になってしまいましたが、
こんな感じで今回は終わりにさせてもらいます。未熟ですいません。
せっかくサンデー購入復帰したので、
この「月光条例」はちょくちょく取り上げられたらいいな、と思ってます。
(とりあえず1巻発売時は必ず記事書きますんで。)
全く需要はないと思いますが、サンデーの感想も書きたいですし、
この作品だけ毎週何かしらの記事を書きたいな、なんてちょっと考えたりもしています。
なにか思うことがあれば気軽にコメントくださいませ。

名作間違いなしの「月光条例」。
記念すべき第1回を見逃すのは損ですよ!!



  
 
 

コメント

お伽話をテーマにした物語

断章のグリムというライトノベルがあって、
神の悪夢云々でお伽話の物語が歪み、現実世界に出現して事件になるという作品があります。
いや、単に思い出しただけですが
まぁ、似たような作品があっても珍しくないですけどね。ちなみに断章のグリムという作品では死者がたくさん出たりします

JOJOのボヘミアン・ラプソディを思い出しますね。

藤田先生ははずれなしですね

 読んでみて、うしとら単行本の一巻の折り返しのコメントを思い出しました。
 ぐるりと一回り

はじめまして^^
大人になればなるほど藤田先生の作品は熱く、面白く感じることができますね。子どものころピンとこなかった「うしとら」とか大人になって読んだら涙なしに読めませんでしたよ。「からくり」もしかり。

無駄なエピソードがなく、すべてが伏線というか、最後につながってくるのも先生ならでは。これから毎回いろいろ考えるのが楽しみですね^^

以前の藤田先生の記事から期待して待ってました!
やっぱり最高でしたね。好き過ぎて毎週読みたいけどコミックスでまとめて読んだ方が面白いというジレンマが^^;
個人的には赤ずきんがどうなるのか気になります。
うしとらの最終巻コメントを見て、そう思いました。

はじめまして、自分は今週のサンデーから購読再開しました!!
やはり藤田漫画は熱く奇想天外で面白いですね
60pもあったのにダレずに読めたのも久しぶりだった
出す作品にはずれがない漫画かも珍しいっすねぇー
さいしょう様の藤田顔にまんまとやられた。少し絵柄を変えたのかな??
にしてもこれ読むと新人の力量不足に涙出てくるな(サンデーに限らず、どこの少年誌も)
最近はジャンプの30p程度の漫画でも長く感じてダレちゃうし(要はつまらん)
こうは書いてますが藤田信者ではないのであしからず・・・(所持してる単行本は黒博物館のみ)

>読者さん
それは似てますねー。「月光条例」は御伽話版「断章のグリム」って感じなんですかね。
死者が沢山出るのは藤田作品も負けてませんよ。(それもどうかと思うけど)
うーんでも、今回は死者が出ると御伽話が破綻するから退場キャラは少ない気も…


>名無しさん
そ、そ、そ、そ、そうですね。(目を逸らしながら)
ごめんなさい。「ボヘミアン・ラプソディ」が出てくる所はまだ読んでないんです…


>2人目の名無しさん
全面的に同意です!!何を描いても最高ですよね!!!


>3人目の名無しさん
「マッチ売りの少女が〜」ってやつでしょうか?(間違っていたらすみません)
もしそうなら、彼女が出てきた時にどうなるか凄く楽しみですね。


>SIZさん
16歳で藤田作品に出会い、現在19歳ですから「大人になっても〜」を経験できなかったので
SIZさんのお話に「そうですね!」と言えないのが歯がゆいです。そしてごめんなさい。
ですが、藤田先生のマンガは素晴らしい!!と思う気持ちは一緒だと信じているので、
昔からのファンの方々と同じ気持ちを持って「月光条例」を応援していきたいです。
そうなんですよね。最後に全てが繋がってくるからこそ、妄想が楽しくて仕方ないんですよね。

トラックバックもありがとうございました!!


>4人目の名無しさん
期待に応えられたなら幸いですが…どうだったでしょうか?
まとめて読みたい気もするけどけど、
リアルタイムで読んで毎週燃えたい!悶えたい!という気持ち、よくわかりますw
ですね。彼女にどういう裁き(?)が下されるか、今から楽しみです。


>きびだんごんさん

そうでした。60Pもあったんですよね。
それを全く感じさせない藤田先生の手腕には驚かされるばかりです。
絵柄はどうなんでしょう?
その辺はちょっとわかりかねますが、気合いの入った絵はいつ見てもいいですよね。

んーでも、最近始まった連載にもいい作品はありますよ。
ジャンプで始まった「ダブルアーツ」とかどうでしょう?
もしよければ、これを機に藤田先生信者になってみませんか?w
うしとらもからくりも最高ですよー。


>Web拍手の方
「またサンデーで読める」というのが何よりも一番嬉しいですよね。
内容も文句無しですし…もうホント生きててよかったなぁw


皆さん、コメントありがとうございました!!

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