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「7SEEDS」 生まれ変わる花


 出ました「7SEEDS」21巻。
 住んでいる地域の関係と、日曜日挟んでいるので本来なら1日遅れて明日が最速入手の日なのですが、通販の力を借りて1日手に入れることが出来ました。せっかくなのでその日のうちに感想らしきものを書いてみます。
 まとめて21巻感想にしてしまいたかったのですが、久々のキャラ大量出演でかなり内容が詰まっているので、今回は花についてのみ書きます。

 21巻は長かった「小暑の章」が23話にて完結します。
 なんですが、冒頭に収録されている22話目は、夏Bから少し視点を変えて新エピソードの前振りのように花が復活する様子が描かれます。当り前のように生きていると信じていたので驚きはしなかったんですが、別の意味で驚きました。なぜか花が子供に!そのせいで最初に読んだ時は、前々から今後の展開の可能性の1つとして予想していた「花が記憶喪失になる」が現実になってしまったのかなと思ってしまいました(子供=何もない状態に戻る、みたいなイメージ)。
 ただ、部分的に思い出せない所があるようで、それが作中通してずっとなのかどうかでキャラとの関係性が変わってきそうで、予想好きにとってはまた面白い材料をありがとうございますという感じです。

 何で子供のイメージ?と最初は疑問でしたが、同時発売のファンブックを読むと、花が生まれ変わるエピソードだということで初めから歩き出す様子を描きたかったとか何とか。それなら納得です。それを踏まえて読みなおすと、お腹を下すシーンなんかは子供状態だから描けたもので、その様子も楽しそうで(ただ下品なだけではないし、性的でもない)上手く活用しているなあと感心させられました。
 
 話は変わって、子供版花で気になるシーンを1つ紹介。

20111211.jpg

田村由美「7SEEDS」21巻・35ページ

 大人の花=本来の花へ戻る前のページの何気ないシーンです。が、今までの子供花の表情と比べるとかなり大人っぽいような気が。大人っぽいというより、子供がしないような表情をしていて、次のページを待たずにもうここから戻っているんだなと思わされます。彼女にとってキーアイテムの父親にもらったツールナイフがきっかけというのがまた良いです。
 いつまでも楽しい気持ちでいてもよかったんだけれど、今までのことを思い出さないといけないのも勿論あって、その瞬間がナイフを見てふっと出てきたのかなと。
 それと、書きながら気付いたんですが、これって貴士先生から花への最後のプレゼントのようなもので、それこそ大人と認めた証なのかもしれないという所まで考えると、彼女を元に戻すにはうってつけのアイテムでさらっと描かれているけど深いシーンなのかもしれません。

 実はそんなに花が好きではないんですが、この新エピソードは読んでいていいなと思えました。理由を考えてみると、たぶん花が世界を肯定して、おそらく今まではなかった自然に対して笑いかけている場面が何度も何度も描かれているからかなと。それこそ今までの分を全部吐き出すかのように、1人でいるのに笑顔でいるシーンが多いです。
花に限らず、キャラクターたちが世界をようやく肯定し始めているので、もしかしたら21巻から作風がガラっと変わって明るいシーンがこれからも増えてくるのかなとすら思えます。
 自分は面白く読んでいたので、作中キャラの気持ちが根本的な部分で後ろ向きだというのは見落としていた視点だけれど、前向きに新しい世界を捉えるだけでこんなにも変わるものなんですね。
 花は本来なら探検大好きで、出会うもの全てが目新しいならワクワクしていたはずで……が「はず」で終わらずに、ここでリセットされてちゃんと描かれて、ここでまた魅力的になるのは凄いなと。

 花が魅力的になったと言えば、自分の短所を自覚したのもそうかなと。
 出来る女性として描かれていたのを、安居たち夏Aに崩されたわけですが、それでも負けじと付いて行く強い気持ちのせいで、なかなか弱い部分が見られなかったのが花だったなとまたここで気付かされるという。
自分と比較して、相手の優れたところを素直に認める描写も増えている気がします。今回は動物の運動能力でしたが、これから先は人間相手にもそういうのがあるといいな。

 友達がいないというのはナツとリンクする部分で、でも理由は違っているのが面白いなと(ファンブックにあったように田村先生自身が2人は仲良くなれるのか?と心配しているのも面白い)。
21巻で気付いた所だと、他にもナツとのリンクがあります。

20111211-1.jpg

田村由美「7SEEDS」21巻・126ページ
花の作ったザル。大漁!

20111211-2.jpg

田村由美「7SEEDS」12巻・122ページ
ナツの作ったカゴ。カゴ?

 この差……成長するナツと、欠点を自覚した花がじわじわと近付いている感じはありますが、やはり花は凄い女性だなと思わされる比較です。
 再生による笑顔の増加と、欠点の自覚によって新たな一面が部分が引き出されつつ、まだ凄さを損なわないうえに、ナツとの関連性も描いて主人公としての魅力を一段階上げてきたなというのが21巻の花に対する印象です。このままもっと好きになれるように読み込んでいきたいです。
 
 次巻の引きがまた絶妙で、まだエピソードの導入部だけれど続きが気になります。もし本当にあのキャラなら、前に言っていたようにぶん殴ってくれると嬉しいです。花も自覚したことだし、初めての親友になってくれるといいな。

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