スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「ぼくらの」 マチ編の隠喩の話

「ぼくらの」より、マチ編(の鬼頭先生)はこれまでの行動との対比をすると残酷だな…という話。

2011004.jpg

「だからお兄ちゃん、最高のサポートをしてね。」
(「ぼくらの」鬼頭莫宏 10巻/27ページ)

 まずは「最高のサポート」の話。これはセリフというより絵のリンクの話になるんですが。
あんまり詳しく話すと酷いネタバレになるので言いませんけど、結果としてコエムシがマチに対して行った行動=「最高のサポート」はこの構図の真逆だよね、という話。どういう風に実行したのかしばらく悩んでいたんですけど、何回か読み返して気づきました。このコマみたいにキュッとしたのでしょう。

 未読でネタバレ踏んでもいいやって人のために反転ネタバレでもう少し詳しい話を書くと↓
画像のマチという女の子は、搭乗すると必ず死に、乗らないで時間経過するor負けると地球が滅亡する迷惑ロボット・ジアースのパイロットとなる順番がまわってきています。が、マチはこのエピソードの終盤で戦えない状態になってしまい、このままでは時間経過で地球が滅亡するため、実の兄であるコエムシ(キュッてされてる方)が手を下すしかないという状況になります。そこでコエムシがマチのことをどう「サポート」したのか、という話でした。つまり、マチの命を奪う時にどのような方法を取ったか間接的に描かれている、ということになるんですね。予想が当たっていれば、ですが。
(反転ここまで)

 これで済めばいいんですが、マチ編でもう1つだけ嫌な暗喩を見つけたので紹介。
ジアースの1人目のパイロット・ワクの家を訪れることにしたマチとウシロのインターホンの前でのやり取り。

2011006.jpg

「あんたが押しなよ、ウシロ。」
(「ぼくらの」鬼頭莫宏 10巻/50ページ)

 ここでは、インターホンを「押す」という行為をウシロがやるように言われます。
1巻の話なので言ってしまいますけど、ワクはウシロが「押す」ことで海に落下しています。実は、ワクは命が失われたことでウシロの「押す」行動に対して何もできずにそのまま落下したのですが、まだ序盤でジアースのルール(搭乗=死亡)を把握してない頃に起きてしまった出来事だったため、ウシロが落としたせいでは?と思われていた時期もあったんです。
そういう頃の嫌な思い出があるのに、ワクの家を使って「押す」行動をもう1回ウシロにやらせようと仕向けた鬼頭先生…恐ろしいです。
深読みしすぎだろと言われるかもしれませんが、事実、ウシロは

2011005.jpg

(「ぼくらの」鬼頭莫宏 10巻/51ページ)

 押す前に何か考えているようにも見えます。それも、1回は引き受けようとしたにも関わらず、この後に断るんです。で、その後のマチの「罪悪感抱えてると思って優しく言ってあげた」というのがまた酷い。罪悪感抱えてるからワクに関係するものを「押す」行為をためらったというのに!と思わずにはいられません。
が、それと同時に、よくここまで仕込んでくるなとも思わずにはいられません。「ぼくらの」凄いです。大好きです。

鬼頭莫宏「なにかもちがってますか」1巻PageTop「惑星のさみだれ」 夕日の成長と掌握領域の関係(3)ノイの幻獣化

Comment

Commentの投稿

 管理人だけに表示する

TrackBack

http://sour10.blog115.fc2.com/tb.php/419-6a58210a

プロフィール


管理人:10

何かあれば、下のメールフォーム又はpudding_sour_10○yahoo.co.jpへ御連絡ください。
(○を@に変えてください)

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最新の記事
全記事(数)表示

全タイトルを表示

カテゴリー
ブログ内検索

RSSフィード
カウンター



+2,000,000
(since:2007.8.5~)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。