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「惑星のさみだれ」 夕日の成長と掌握領域の関係(2)バビロン

「惑星のさみだれ」 夕日の成長と掌握領域の関係(1)方天戟

 この話の続きです。今回のバビロン編が書きたくて始めた話なので、さみだれ好きな人に面白いと思ってもらえれば嬉しいです。

 まずは能力の説明をしておきましょう。今回の更新タイトル等ではバビロンと略していますが、正式名称は掌握空域「天の庭(バビロン)」。
夕日自身による説明をそのまま引用します。
薄く広げた掌握領域の球で自分を包み、自己運動性能の加速強化補助と、他者の運動妨害を同時に行う。自分がどう動きどう補助するか、相手の運動をどう邪魔するか、一瞬たりとも考えることを止めては使えない能力!!
とのこと。まとめてしまうと自分が強くなって相手が弱くなる空間を作る能力みたいな感じです。
今回の更新は、このバビロンが実は作中のある要素と関係した能力であることに気付いたという話。

 前回の更新の後半で、次に夕日が獲得する能力は"鎖"と関係があるという話をしました。
「惑星のさみだれ」という作品、とりわけ雨宮夕日と鎖は切っても切れない関係にあります。しかし、その鎖は成長するために切らなくてはいけないものでした。

 まずは現実すら侵食する鎖(=祖父の呪いのイメージ)のおさらいです。
鎖は夕日が最初に獲得した方天戟のイメージよりも先に登場しています。それも、方天戟とは違って現実でも見えてしまうイメージとして。
「敵も味方もつくるな」「だれも信用するな」と、幼い頃から夕日に呪いを吐き続けた祖父の言葉が、作中序盤から夕日を苦しめていました。

2011016.jpg

千切ってもらったのに……

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飛べない夕日

 さみだれが3話で鎖を千切ってくれていますが、それでも夕日は鎖に縛られています。
このシーンが意味しているのは自分で何とかしなければいけないということなのでしょう。
5話の川ジャンプでも「鎖が見えた」と言う夕日がいました。
また、願い事を叶えてもらい、祖父の命を救ってからしばらく見えなくなっていた鎖が、半月が死亡した後にはまた(本人曰く)「トラウマの象徴」として夕日を縛っています。今回再読して気付いたのですが、ノイが願いを叶えた直後に鎖を自分で切ったシーンってなかったんですね。というわけで、白道さんを救った時に夕日が自分で切った鎖は、あくまで半月に関わるもので、祖父と関係する鎖はまだ切ることができていないことがわかりました。

 では、祖父の鎖を切るとはどういうことなのか。どうやったら切ることができるのか。
「方天戟」習得=可視化できる成長と考え、今回も同じパターンであると仮定すると、起きた出来事をしっかりと受け止めて消化するということだと思います。あの時は、半月の死を受け止めて、しっかりと自分の感情を表現する=泣くことで、起きたことを自分の中で整理し(ノイの言葉を借りると)夕日は「強く」なりました。
 つまり、今回も夕日は祖父から受けた呪いを何らかの方法で消化しなければいけない、ということ。願い事で祖父の命を人知れず救うだけでは夕日を大きく成長させる要素にはなりませんでした。事実、夕日は願いを叶えた6話の中で「祖父を許したわけじゃない」と発言しています。

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 方天戟が発現可能になったまさにその回に、夕日は祖父と未だ向き合えていない描写があります。ここを乗り越えることこそがまさに次の成長要素です。
が、具体的な願望が無くては成長のしようがありません。祖父を許す=強くなる、では意味がわかりませんし。
(能力獲得の前提条件として、夕日が肉体的にも成長していることがありそうですね。前の更新で書き落としていました(方天戟獲得前に半月の技術を得ている)。すいません。)
 方天戟発動条件をクリアした時=白道さんを助けた時にも具体的な願望があったとするなら、「今度は自分が恩人(ノイ)を助けたい」あるいは「ヒーローになりたい」ということです。
今回は日下部太朗を救えなかったことから起因する「強くなりたい」が願望に当たると見て間違いないはず。そう、夕日はさらに強くなる必要がありました。
この時にアニマの力で強くなる可能性もあったのですが、夕日は白道さんに負けてしまい、幻獣の騎士にはなれませんでした。幻獣の騎士になる=超能力が強化される=掌握領域が成長する、という感じで夕日の成長とは別にパワーアップチャンスがあったわけですけれども、逆説的に考えると成長イベントをこなしていなかったから能力パワーアップができなかった、ともとれるのかな。
 身体には成長しているのは、三日月を決闘で破ったことで一目瞭然かなと。このシーンがあることから、方天戟獲得の時と同じように夕日自身のパワーアップは済んでいます。

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やっと向き合う2人

 長くなってきました。いよいよ祖父との和解です。
49話で祖父が唐突に亡くなってしまいますが、仲間との出会いを経て「やわらかくなった」夕日は祖父を許します。こうなったら許すしかない、とは本人の弁ですが、その直後の夢(?)における祖父との会話でようやく(文字通り)向き合うことが出来ていることから、仕方なしに許したわけではないのでしょう。夕日、成長しました。
鎖は結局どうしたかというと、切るのではなくぶん投げているのですが、3話とは違い夕日が自分で鎖と決別しました。
 ちょっとここで補足しておきたいのは、48話での風巻さんとノイとのやり取りから、祖父に呪縛を受ける前に戻ったような描写があったので、死をきっかけにしなくても鎖は外れていたのではないか、ということ。この辺は、こんなことがない限り夕日は祖父と会おうとしないから、直接対面させる方法として仕方なかったのかな。

 さて、そうして発動したバビロンですが、ここで思い出して欲しいのは能力説明にあった「他者の運動妨害を同時に行う」という箇所です。これって夕日を縛っていた鎖に似ていると思いませんか。夕日は祖父の呪縛にさんざん苦しめられていました。その経験を超えたことで、自分のものとして能力に反映できているのでは、ということです。
 東雲半月の方天戟と、夕日が獲得した力が同じものであるように、また、その経験を消化して自身の能力としたように、バビロンにも同じことがいえるのではないかなと。
夕日は自身を縛り続けた鎖を、そのトラウマを克服することで自身の能力に昇華し、相手(の自由)を縛る能力を得たと考えると、祖父との和解のタイミングと能力獲得のタイミングが上手く噛み合う気がするんですね。この説、どうでしょう。
 ただ、初使用持に「使う時が来た」と言っていたので、もう完成していたのかもしれませんが……。

 そういうわけで、方天戟と同じようなパターンの獲得条件と能力効果を持っていることから、夕日の能力獲得はパターン化しているんじゃないか、という話を思いついたのでした。
あと1回だけ、最後に残った「ノイの幻獣化」に続きます。キーワードとキーアイテムは言うまでもなく、さみだれと彼女のマントです。バビロンで言いたいこと言ったので最後書かなくてもいい気がしますが、せっかくなのでやります。

「惑星のさみだれ」 夕日の成長と掌握領域の関係(3)ノイの幻獣化

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