「太臓もて王サーガ」の最終巻が発売したので勝手に振り返ってみる

あんまりレビューらしいレビューになってませんが、ちょっとでも気になる方は見て行ってくださいね。
8巻の見所+作品全体に関する私の感想です。作品のしっかりとしたレビューではないのでご了承ください。)



8月期のジャンプコミックスは月刊少年ジャンプ廃刊の影響が早くも出始め、いつもよりも最終巻が発売される作品が増えています。(中には全1巻の作品も…)
そんな中、週刊少年ジャンプの作品でも最終巻が発売された作品があります。そう、「太臓もて王サーガ」です。
今年のジャンプ24号で一部のファンに非常に惜しまれつつ、打ち切りという形で終了を迎えました。巻数は全8巻です。これは打ち切り作品としては…どうなんでしょう(ぉ)

ジャンプ連載作品のパロディが至る所で使用されており、既存のギャグ漫画とは違った味があります。
それが評価を分けた要因でもあり、好きな作品がパロディとして使われると、ファンは喜んだり怒ったりで大変だったみたいです。
宏海のセリフに「またナルトファンに怒られる!」というのがあるように、キャラ人気がある作品のファン(たぶん女性)からの批判が多かったんじゃないかと私は思います。

早い時にはの2週間後にパロディが反映され、感想サイト様では「もうこれ使うんだ!」という驚きの声が挙がる事もしばしばありました。(それが効果的なほど反響も大きかった気がします。)

作者である大亜門先生は「ジョジョの奇妙な冒険」の作者である荒木飛呂彦先生の大ファンである為、毎週必ずと言っていいほどジョジョのパロディがありました。
最終回付近にはジョジョパロオンリーの回があり、これはとにかくスゴかったですw

パロディについての詳しい解説、各話の詳細は真珠の趣味部屋さんをご覧ください。
連載終了後なんと、作者である大亜門先生に直接会いインタビューをしています!!
(ホントに凄いと思いました。このインタビューはマジで必見です。)


<8巻の見所>

ついに矢射子が…とか、奇麗にまとめられた最終回などなど本編の満足度は勿論の事、おまけページが今回も素敵です。(もて王のオマケページは最後なので、いつも以上かも?)

まず、登場人物紹介が豪華でした。今回はスパロボ風なんですかね?
DSソフトのパッケージをイメージして、1〜7巻の表紙でメインを飾ってるキャラの絵が集まってたんですが、これがまたものすごく見栄えがいいです。こうなる事を予測して描かれたような気までしてきました。

86章の冒頭にあいすとケサの会話が追加されていました。
これによって作中におけるあいすの心情の変化がはっきりとわかるのと同時に、表情がどことなく悲しそうで色々考えさせられました。
心情の変化を一番ゆっくり描いていたのはあいすだと思うので、この1ページはグッときました。できればもっと見ていたかったと言うのは野暮でしょうか。

あとがき等の先生が直接語っているページでは無念さが伺えます。
新雑誌のジャンプSQからお誘いが来た、というのは嬉しかったですね。(断ったみたいですが。やっぱり週刊で描きたいんだろうと思います。)



<私的ベスト5×2>

最初はベスト10にしようと思ったんですが、展開が好きな話とパロディが好きな話を同一のランキングで順位付けするのは難しいという理由から、2つランキングを作ってみました。

ストーリーベスト5

第37章:みんなで誕生日



宏海がひたすらイジられる回。
前半は本人の勘違いによる空回り、後半は誕生会で振り回されっ放しとこの回の宏海は本当に可哀想ですw
彼は妹の伊舞が絡むと良い感じに壊れるので、阿久津兄妹がメインの話は全体的に好きですね。


第59章:ラブ・ラブ・ニンキーモノ



人気投票の結果発表を1話まるまる使ってする回。最近のジャンプでは珍しいと思います。
もて王を語る上では欠かせない回ですね。他作品のキャラOKというルールが波乱を呼び、トップ10には何とあのキャラが…
宏海ィバニーのミニ抱き枕欲しいなぁ。


第66章:REVENGER



修学旅行編クライマックスであり、宏海VS悠の回。
太臓がないがしろにされてる辺り、らしいっちゃらしいですね。
悠の口から直接友情が確認できていい話で終わると思いきや…このオチがすごく好きですね。例によって宏海が可哀想すぎるんですがw


第78章:ラブ・ディスティニー



生徒会の面々に一応の決着がつく回。
乾と一口が矢射子のリボンを発見するシーンは本当に切ないです。


第87章:さよならは言わない



まさかの最終回。
打ち切りながらかなりしっかりとまとまってます。伏線(って言っていいのかな?)回収は勿論のこと、2年近くの連載で進展した人間関係の表れも見事でした。特に友情面の描写が良すぎる。
今日読んだらうっかり泣いてしまいました。
翠が今までああいうキャラだっただけに、最後に友情を持ってきたのでホロリ。そして悠の表情でもう一回やられました。


次点

やっぱり5つに絞るなんてできなかった…
という訳でダメ押しでもう2つ選らばさせていただきました。

第16章:夢色chaser



これは太臓と真白木の妄想あいすが素晴らしいって理由から。


第54章:赤毛のアニ



宏海の「お前嗅いだ事あんのかよ!」+悠の解説が秀逸ですね。
前述の通り、この兄妹がメインの回は私的にハズレ無しです。

次点2つは「これは他の一発ネタと比べて群を抜いてるな」という考えの元選びました(あくまで私の中で、です)


パロベスト4

すいません。ベスト5の予定が4つに…
この4話はパロディの使い方が特に素晴らしいと思いました。実際は私が好きなだけなんですけど。

第25章:御近所物語



もてん老師のくだり+じじいと太臓のやり取り(デスノパロ)が秀逸。
大人スピンが可愛いし、エロガードもいい感じの登場&退場をしてて、話としての完成度も高いと思います。


第43章:ヨシモト ガネッコ物語



上に引き続き、またしてもデスノパロでランクインです。


第45章:欲情生徒会



実は1番好きなのがコレなんですよね。(該当シーンはこの2コマ後です)
めくった瞬間のインパクトは全パロディ中最強だと思うのは私だけでしょうか?


第85章:誘い☆野望ジョジョクラブ



全編ジョジョパロで、温子出ずっぱりの回です。
1つの話の流れをジョジョのパロディをメインにして作れるのは凄いですよね。
出番の多いキャラで表紙に出てないのって温子くらいじゃないですかね。女性キャラで1番好きなだけにちょっと残念です。



<もう少し語ってみる>

前作のキャラが登場している回も充分に面白い事から、次回作でもぜひぜひもて王のキャラを出して欲しいと思います。贅沢を言うなら数年後がいいな、と思ったり。
大亜門先生の作品は世界観が統一されているので期待せずにはいられませんね。

「もて王だけじゃ物足りない!」って方は8巻と同時発売の短編集「クレイジー大亜門道」を読んでみてはどうでしょうか?
もて王キャラのプロトタイプが数多くいたり、あるキャラが若かったりで大亜門先生の作品の繋がりがよくわかります。
一番の見どころは著者近影なんですけどね。あれは相手側である○○先生の黒歴史にならなければいいのですがw
にしても、これは凄いとしか言いようがないですね。どういう経緯でこうなったのか非常に気になります。

ちなみに私は連載版スピン以前の読みきりは全部読んでたみたいです。
「もて塾」を読んだ記憶はあるのですが、大亜門先生の作品だったとは思いもよらず…この頃から太臓って影が薄かったのかな



「いつ新しい作品が読めるんだ?」と気になってる方もいるかと思います。なんと、さっそく朗報が!
8月15日の赤丸ジャンプに新作読みきり「魔法少女しげはる」が掲載されます。
また、それと同時に荒木先生へのインタビューの様子をつづったマンガ(これは間違ってるかもしれません。自信無いです)も描かれるとの事で、早くも2つも大亜門先生のマンガを読めてしまう訳ですね。
私の予想ですが、荒木先生へのインタビューはコミックスに収録されないと思いますし、読みきりの方もしばらくはコミックス化しないと思うので(新連載の1巻に載るとしても、早くても1年後くらいでは?)、大亜門先生のファンなら赤丸ジャンプ買いましょう。

大亜門先生の作品をこれからも読める事を、そしていつかまた太臓達に出会える事を楽しみにしています!









 
 

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