素晴らしき少年マンガ「金色のガッシュ!!」を振り返る。その3-2

この記事は全4回(やっぱり1回減らしました…)ある「金色のガッシュ!!」まとめ記事の第3回目になります。その1、その2を未読の方はぜひ目を通してください。
素晴らしき少年マンガ「金色のガッシュ!!」を振り返る。その1(1〜11巻)
素晴らしき少年マンガ「金色のガッシュ!!」を振り返る。その2(12〜17巻)
・その3-ファウード編-(18〜29巻) 今回はここになります。
・その4-クリア・ノート編-(29〜33巻)

さらにその3-1の続きとなっています。
もう遅くなりすぎて申し訳なさしか残ってないんですが、あと3回頑張ります。
↑こうやって書いたのは6月下旬です。死にたいwww


-ゼオンの元へ-
ファウードの主がゼオンになると同時に、リオウと行動を共にしていた魔物たちはファウードの力を得ます。「リオウを倒し、ファウードを奪う。」そう考えていた彼らの多くはゼオンを倒す為にためらいもなく力を得るのですが、力の代償として「ファウードとその主には逆らえない」というロックが掛かるようになっており…いとも簡単にゼオンの手駒となってしまうのでした。こうして、清麿を欠いたガッシュチームと、充分すぎる戦力を備えたゼオンチームの戦いがファウード内でスタートします。

その初戦がウォンレイの最後の戦いになるのですが、「王になる」と決意した3人として括りたかったので3-1に書きました。なので、純粋な魔物同士の戦いから書いていきましょう。

まっ先に立ちふさがった炎の魔物・ファンゴと影の呪文を操るザルチムの2体を迎え撃つのは、同じ炎の力を持つウマゴンとザルチムに因縁を持つリーヤです。しかし、リオウのことを唯一理解していたザルチムはファウードの力を得ておらず、この戦いは事実上2対1対1になっています。
このバトルも良い所と悪い所が極端で、ここではまだ雷句先生全開!とまではいかないみたいです。(と、私は思っています。)
良い所はファウードの力の危険性が上手く描かれていることですね。同じ敵を倒さなくてはならないのに「ファウードの力を得ていない奴は全て敵」と言わんばかりに執拗にザルチムに攻撃を当てようとするファンゴの狂気は今までのタッグバトルではありえない描写だったのでゾっとしました(強さがどれくらい上がったかがわかりにくいのが少々残念ですが)。以前は純粋に王を目指すことのみを考えていた良い奴っぽい彼を、最初にファウードの力で狂わせたのはさすがだなぁと。
悪いと思った点は、ファンゴのパートナーがいてもいなくても話に支障がない所がまず挙げられます。上で言ったように「良い奴」だったファンゴの変わり果てた姿を見て何の反応も示さないのはどうかと思ってしまいました。今までどんな魔物であってもパートナーとのやり取りがあっただけに…雷句先生、相当参ってたんでしょうか。
もう1つはザルチムの退場シーンですね。敵なのに何故か感動的な演出が用意されているってのは謎でした。ゾフィスやリオウが悪役っぽく退場していっただけに余計そう思えるのかもしれません。

あと、これは完全に私の読み方に問題があるんですけけど、どうもアリシエとリーヤが仲間になった必然性が感じられなかったんですよね。今までの仲間と違って加入する経緯に何の脈絡もなかったせいなのかな…
とにかく、リーヤはここで退場です。ファンの方、散々悪く言ってごめんなさい。


続いて2戦目は、ギャロン&ゼオンの電撃によって恐怖を与えられたチェリッシュ(彼女もファウードの力を得ていない)VS危機を知って駆けつけてくれたテッドです。
3‐1で言った通りテッドが好きなんで、アース戦では温存された「トップギア」が出た時はかなりテンション上がったんですが…話の引きが3週くらい続けて「テッドがかっこいいことを言う→チェリッシュが泣く」ってのは流石にクドいんじゃないかなw
でもまぁ、「ドラグノン・ディオナグル」がかっこいいからいいか。

ちなみにこのエピソードをやっている時に雷句先生が骨折してます。治った後のここからがスゴいんですよ。
(脱いだら凄いみたいな言い方だな)

-強き心-

ここからが真のファウード編と言わんばかりに、25巻以降は名シーンが多すぎて困ります。何回視界がぼやけたことか…
その引き金となるのがバリーVSキースです。
上級呪文を狂ったように唱えるキースに対し、低級術「ゾニス」を連発して圧倒するバリーがかっこよすぎてたまりません。(サンビームさんのように出しゃばるグスタフも素敵w)
が、それ以上にバリーの心の成長がたまらないんですよ。
彼はガッシュと戦い「何か」を掴んだものの、石板魔物との戦いの際には「ガッシュに会うなら決着をつけなければならない。」という理由で参戦を断っていました。しかし、優勝候補のエルザドルとの死闘によって、ガッシュやエルザドルのように信念を持つ者にこそ本当の「強さ」があると知ったバリーは「かつての自分がいかにちっぽけだったか」ということを自覚したのでした。そして、ファウードの存在をキャッチした彼は、ガッシュがいると知りつつも今回の戦いに臨んでくれたのです。
クリア編(その4)でエルザドルと一緒に名前が出てきたアシュロンという魔物が出て来るんですが…彼、メチャクチャ強いんですよ。それこそ1、2を争うくらいに。つまりエルザドルもそれと同じくらい強いってことだと思っているので…バリーはどんんだけ強かったんだろうwうーん、バリーVSゼオンも見てみたかった。

すいません、話が逸れました。
魔界にいる頃からキースはバリーをライバル視しており、今回ようやく戦えたことを誇りに―いえ、自分が高みに至る為に必要なことだと言い張ります。
「お前に勝たなければ前に進めない。」「お前を倒すことで自分の正しさが証明される。」キースの言葉はどれもかつての自分のようで―バリーは彼に向かって、そして、かつての自分に向かって言うのです。「小さいことにこだわるんじゃねぇ。それがお前の弱さなんだ」と。本当に強いのは強大な力を持つ者ではない、と。
「『何か』が変わるきっかけをくれるのは―」


「ここに力がある奴だ…」


バリー超かっこいい!!
ブラゴとはまた違った感じのライバルとして登場した彼が、ここまで良い奴になるとは…
しかし、残念ながらバリーはここで退場してしまいます。「強き王」になろうとただひたすら戦い続けた彼は、世界を守るために―いえ、自分を変えるきっかけをくれたガッシュを王にするために自らを犠牲にする、という選択をし、自らの戦いに幕を下ろします。かつては「覚悟」に圧し負けて殴れなかったガッシュを躊躇なく殴れるようになる、という「心」の成長を遂げて―
初登場時のバリーを見ているとここだけで泣けてくるんですが…グスタフとの会話でもう
「お前は王にはなれなかった。だが―」


「お前は『王をも殴れる男』になったぞ。」


……この2人、最高ですね。
この2人が「ガッシュ」最高のコンビだって言う人も少なくないんじゃないかと思います。「1組だけ!」と言われたら私はガッシュ&清麿を挙げますが、ベスト3に入れたいくらい好きです。(同着3位がいっぱいいますがw)
お互いを高め合うその他のペアと違って、「バリーを育てるグスタフ」という一方通行な関係がいいんですよね。で、初期のバリーはそう思っていない(1人で強くなっていると思っている)というのがまた可愛いですなw成長後の大人になったバリーも超好きですし…やっぱり「ガッシュ」を語るうえで外せない良キャラだなー。
そんな関係であったはずの2人ですが、ラストシーンではグスタフが先に泣いてしまうんですよね。今までバリーに対して強い"大人"であり続けたグスタフがこらえきれずに流した涙につられて、私も読む度に泣いてしまいます。男泣きは反則だろ…


-絶望と希望-

バリーというとてつもなく大きな犠牲を払いながらも、ついにゼオンのいるコントロールルームに辿り着いたガッシュ達。直前のエピソードが最高すぎたので「このまますぐゼオン戦やってほしい!」というのが正直な気持ちなんですが、まだ敵が残ってるのでそういうわけにはいかず、久々出番のロデュウと、ここが初戦闘になるジェデュンとの戦いが始まります。
「さっさと勝ってゼオン戦に!」という願いもむなしく、パワーアップ&回復が容易に行える相手に対して、度重なる戦闘でボロボロになったガッシュ達はあっという間に追い詰められてしまいます。
(「あっという間」と言いましたが、雷句先生はこの戦いも丁寧に描いているんですよね。サンデーで読んだ時はやたら長く感じたなぁ…)

キャンチョメ、ティオ、ウマゴンが次々と倒され、残ったのは戦闘経験のないモモンとパートナーのいないガッシュだけ。
「もうダメだ…」と絶望の淵に立たされたまさにその時、残されたモモンが希望を手にし反撃を開始します。その希望とは、リオウとの戦いによって傷つき倒れた清麿が復活した。というものでした。
ヘタレキャラの覚醒が大好きなので、モモンの戦う意思が見れただけで燃えてしまったのですが、これに加えて清麿復活の予告も聞けるとは!…と、1人で勝手に盛り上がってしまって若干落ちたテンションもいつの間にか持ち直していました。やっぱり清麿いてこその「ガッシュ」ですからね。
あと、この時のガッシュの嬉しそうな泣き顔がツボに入ってしまって、またまた涙目になってしまうのでしたw

しかし、覚醒したとはいえ、攻撃呪文を持たないモモンは圧倒的に攻めることはできず、ジワジワと相手を追い詰めていくことしかできないのでした。そして健闘むなしく、あと一歩というところでモモンの本は燃やされ、再び絶望がガッシュ達を襲います。
ファウードの日本到着は目前。戦う術は無し。そして、勝利を確信したゼオンの笑い声―

しかしその時、それを遮るように響く懐かしき声が―
「モモン―」


「がんばったな…」



…というところで、その3-3に続きますw


 
 
 

コメント

がんばったな…

待ってました
おかえりなさい
その4も期待してます

8月になったのでそわそわしながら待ってましたー。
更新頑張ってください。

コメント返信

>通りすがりさん
ありがとうございます。
その4は…もう少し待ってくださいw

>にのまえさん
ありがとうございます。
そちらも1周年迎えられたみたいですね。お互い頑張りましょう!!


返信が遅れてしまってすみませんでした。

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