「この先ダンゲロス!」 てめえが行こうとしているトコは"魔人"どもの巣窟・・
泣く子も黙る・・っ "戦闘破壊学園ダンゲロス"なんだよ!! コミックス発売をずっと待ち望んでいた「ダンゲロス」1巻がついに発売しました!
ずっと待ち望んでいた理由はというと、1つはネット上では既に相当有名な横田卓馬先生の初コミックスだからです。プロデビュー前にネットで公開していた数々の作品は大好きで何度も読みました
もう1つは既に読んでいた小説版、つまりこの漫画の原作が、かなり面白いと知っていたからです。コミカライズされるとどうなるんだろう、という期待感がありました
そしてもう1つ。この「ダンゲロス」という作品は
The 男爵ディーノの管理人・かがみさんが考案したゲーム(TRPG)が元になっています。その、TRPGに自分も少しだけ参加していた時期があるからです。どのキャラとは言いませんが、何とこの漫画版「ダンゲロス」にも自分の考えたにn……キャラクターが出ています
この先ずっと応援していきたい横田先生の初コミックス×好きな原作小説の漫画化×参加していたTRPGに深く関係している×自分の考えた忍j……キャラクターが登場しているという要素が揃い過ぎていて、 自分にとっては奇跡のような作品です。なので、もはや正常に評価することは難しくなっていますけど、期待通りに面白い作品だ!というのは声を大にして言いたいです
漫画版ダンゲロスは面白い……いや、漫画になってもダンゲロスは面白いです
○限定版を買おう! 作品の紹介に入る前に
本編とテイストが違い過ぎて……良い! 限定版にはポストカードが付いているだけでなく、通常版では読めない8ページの描き下ろしオマケ漫画が読めます
本編が殺伐としているだけに、こうした日常風景が読めるのはありがたいです。後半はどんどん内容が重くなって笑えなくなるので、1冊読み終わった後に、このオマケ漫画が載っててよかった!と思えます。香魚の笑顔に癒されました
限定版は
通常版と70円しか違わないので、ぜひ限定版をお買い求めください
○どんな話? 限定版の裏表紙…ではなく、ポストカードにはデカデカと
「全ての金玉に災いあれ―!!!!」なんて書いてありますが、そういう漫画ではないです。いや、部分的にはそういう漫画でもあるんですけど。
ざっくり言ってしまうと能力バトル漫画です ちなみに「金玉」は、あの金玉です
元は人間だった者が、とあるきっかけから"魔人"に変貌してしまう。それがダンゲロスの世界であり、"魔人"達が学校生活を送っている場所が物語の舞台となる希望崎学園です。学園が舞台になっているからこその「戦闘破壊学園ダンゲロス」なので、
学園モノ+能力バトル漫画、ということになりますか
個人的には恋愛+バトル漫画だと思っているんですけど、1巻だと全然同意してもらえなさそうです。学園といえばラブなので、言ってることあんまり変わんないですけど
1話と2話で、この作品の根幹となる"魔人"の設定について、実際に覚醒する様子を描きながら紹介し、3話からは希望埼学園がどういう場所なのか、魔人同士の戦いが行われるのは何故かという説明が行われていきます。設定が色々とある作品なのと、1巻ということで説明が多くなっています
加えて、「能力Aと能力Bがぶつかった場合、どうして能力Aが勝つのか?」というのを合理的に説明しながら戦闘が行われるのが「ダンゲロス」なので、バトルの解説も多いです。その辺が苦にならない人はバッチリ楽しめるんじゃないかなと
○見どころ 「ダンゲロス」は、能力バトルをしつつ、ちゃんとバトルが面白いです
"魔人"の設定が人並み外れていることから、能力が強力で、必殺技がちゃんと"必ず殺す技"になっています
そういう能力だからこそ、お互いなかなか決めあぐねるジレンマというのはどうしてもあるんですけど、能力が決まったら誰かが退場するくらいの勢いはあるので、キャラは可哀想ですけど緊張感はかなりあります
原作を読んだ身としては、数々のバトルが絵で見られるのが楽しみで仕方ないです
前哨戦ともいうべき夜夢VSリンドウの能力発動で既に1人で盛り上がってしまいました。アイツのあの能力は漫画だとどんなに格好良くなるだろうか、と今から期待してしまうのもしょうがないことです
それと、やはりと言いますか、横田先生の描く女性キャラクターの可愛さは必見だなと
ヒロインポジションの天音沙希は黒ロン+ニーソ+ミニスカで性格良しと理想の女性像そのものですし(誰の)、そんな彼女が裸……おっと危ない
1話でメインを張る友釣香魚は何といっても笑顔が可愛いです。おまけ漫画でじっくり堪能できますが、通常版でも下の画像のシーンなんかでバッチリ確認できます。そんな彼女が冒頭で裸……おっと危ない
あと、胸のでかい口舌院言葉、尻が良い校長先生・黒川メイ、ロリ可愛い転校生・黒鈴などよりどりみどりです。今後、彼女達が野郎どもを差し置いて活躍しまくると思うと、期待せずにはいられません
ただし、当サイトは
リンドウ、香魚のこと見すぎである 1巻では数コマしか出ていませんが、左から二番目の一刀両 断(いとり たち)ちゃんを推します。前髪が可愛いです
忍者とくっつかねーかな
○原作を…? 最期に、小説版(原作)を読んでしまった方がいいのか?という話です
小説版と読み比べて楽しめる部分もあります―例えば、終盤の1エピソードが漫画版で既に描かれている―が、
漫画版から入った人にはコミックスで初めて読んで驚いて欲しいなというのが正直なところです というのも、1冊で完結している小説版と違って「つづく」という形を取っていることで、能力や展開を考察できる楽しみがあるからです
読むとわかるように、キャラクターと一緒に能力名が紹介されています。それを見て、能力名から「コイツが生徒会/番長のキーマンなんじゃないか?」と想像しながら、外見で好きなキャラを決めて、活躍するかドキドキしながら読むと、あっさり退場して悔しい思いをする、なんていうダンゲロス的な楽しみ方をして頂けたらなと
あと、ちゃんと今後の展開のヒントが上手く散りばめられています。何で主役っぽい両性院を差し置いて、香魚が第1話のメインを張ったのか、とか。キャラ紹介にはいるのに、よく見ると大事なシーンにいないキャラがいる、とか。
でも、
漫画版が完結したら小説もちゃんと新品で買いましょう!(宣伝乙)
「冒頭で香魚の乗っていた自転車のタイヤが歪んでいた理由は?」「そもそも香魚がああいう状況に陥ったのは?」といった漫画版だと断片的にしか得られない情報の真実が知れるので、ぜひ読んで頂きたいなと
それと、構成の違いが楽しめるのもあります。詳しくは言いませんが「ある事件」を先送りしてバトルを優先しつつ、謎を引っ張ったのかなり唸らされた変更点です
原作のかがみさんも漫画版にはノータッチということで、もしかしたら意外な展開が待ち受けているのかもしれません
そしてやはり……

この忍者みたいな奴が
何故か猛烈に気になります。一体誰が考えた、どういうキャラなんだ……!?