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「BLEACH」 死闘の果てに

「BLEACH」525話「Edges」の感想です。

 まずは前回の補足から(524話の感想はこちら)。
倩さんの感想の「剣八自身が卯ノ花の斬魄刀」という説に目から鱗でした。確かに、こうであれば色々なことに辻褄が合うな、と。正解は違うような気配はありますが、腑に落ちたので支持したいです。
 そして、タイトル「The Drop」は「低下」という意味が一番先に来るようで。お恥ずかしい


○今週のタイトル

 読む前にまず思い浮かんだのが「刃」と「鋭い」という2つでした。
読み終えると、どんどん鋭くなった今回の剣八を上手く表すタイトル通りの回かな、と。

 「edge」の意味を調べてみると「ぎりぎりの状況」という比喩表現で使われると知りました。
わざわざ作中で「限々(ぎりぎり)」という表現が使われているくらいなので、この意味も持っていると見て間違いないかな、と。

 もう少し踏み込んでみます。
 「果て」という意味もあるそうです。今週は戦いの「果て」が描かれていました。
ラストシーンで剣八がたどり着いた強さは、この後感想で書くようにまだ「果て」ではないと読みましたが、卯ノ花の命の行く先が「果て」なのかもしれないな、と。
 
 そして、「(町の)はずれ」「中央からも最も離れた所」という意味もあると。
剣八の生まれ落ちた「更木」はソウルソサエティにある町の序列で一番離れた場所のはず。今回の戦闘地が「更木」なのだとしたら、回想で描かれた場所もまた「edge」でしょう。

 まとめ。
 「更木」=果ての地(egde)でのかつての戦いや、剣八がこれまでに経験した限々(edge)の戦いを、卯ノ花が思い返しながら剣八の刃(egde)が鋭く(egde)になるのを受けていき、戦いの果て(edge)に彼女の命が果て(egde)に辿り着いた、と。
 というように、、何重もの意味の「edge」であり、それ故の「Edges」というタイトルかな、と今回も考えすぎてみたのでした。うん、我ながらくどいです。


○幼き日の死闘
・刃を交えながら、更木と卯ノ花は互いが初めて刃を交えた日を思い返す。

 ひたすら驚かされた過去回想です。
 幼い頃の剣八、美少年じゃないか!という驚きが、読んだ時はまず一番に来ました。
何を食ってあんなにゴツくなってしまったのでしょうか。
 何気に、死体の山に死神っぽいのがいるのもまた驚きです。卯ノ花隊長と同行した十三番隊の誰かがあっさりやられてしまったのでしょうか。

 そして、最強と謳われた初代"剣八"であった卯ノ花さんよりも強かった、ということにまた驚きました。
前回、予想が全くできなかった「罪」の正体は、更木剣八を自分自身のせいで弱くしてしまったことだった、と。
このことを踏まえると、卯ノ花隊長の怒りは自分に向けられたものであり、この戦いで命を捨てようとしているのも責任を感じているからなのかもしれません。
 因果関係がめちゃくちゃになりますが、力を解放した剣八がいれば山本総隊長が命を落とすことはなかったかもしれない、という後悔もあるのではないかな、と。
 

○決着の刻
・死線を越え続けた更木剣八の力が、卯ノ花の力を超える時が訪れる

 成田良悟先生の書いた小説では、剣八が「相手に合わせて霊力の上限を自動的に調節する」という特性を持っていました。戦いを"愉しむ"剣八らしい設定だな、と膝を打ちました。
久保先生は後書きでこの設定について「やられた!」というようなリアクションをされていましたが、正解は少し違ったようです。
 卯ノ花との死闘を"愉しむ"ために自らの力をセーブした剣八は、蓋をした状態がずっと続いており、一護やノイトラといった強敵との戦いによってそれが少しずつ外れていった、と。そう考えると一護戦の後のノイトラ戦での強さに納得がいきます。
 それに、霊圧を自動調整するというより、徐々に強くなっていると考えた方が格好良いです。

 前回の感想で触れた殺す/治すは正解だったようです。まあ、それしか考えられなかったですからね。
 しかし、死線を超えるたびに強くなるなんて、まんまサイヤ人です。「剣八はサイヤ人だった」とか言われても納得しますよ。

 殺すという言葉に使った「百度でも千度でも」に対して、癒すという言葉には「何度でも何度でも」という丁寧さ・優しさを含ませる語句を撰ぶ、久保先生の言葉撰びのセンスには痺れます。
 そういう所を見ても、本当は卯ノ花隊長は優しい人なのだなあ、と思わされました。今週は表情がかなり柔らかくなっていたのも、今までは心を鬼にしていたのかな、とか考えてしまいました。
 
 憧れた強さを持つ卯ノ花を、剣八は斬り殺してしまうのでしょうか。
一護から学んだ強さとして、「殺さない強さ」があることを知っているとしたら…という可能性に賭けたいです。
 少年漫画における不殺は好きではないですけど、剣八の成長を描くという点でも、あと卯ノ花隊長が卍解していないという点でも、死なないでいてほしいところです。
 さて、どうなるやら。


○更木剣八の謎

 過去回想が驚きの連続だったと書いてますが、一番驚いたことを先ほどは書いていませんでした。
それは、"まだ死神ですらない"幼い日の更木剣八が

130204.jpg


既に現在と同じ斬魄刀を持っている
、という事実です。
 正確に言うならば、まだ更木剣八という名前すらない名もない戦闘狂の少年が斬魄刀を持っている、ということになります。
 現在、一護サイドで描かれている王悦による修行によって、無名の斬魄刀「浅打」は死神に与えられるものだと明かされているこのタイミングで、剣八が幼少から斬魄刀を持っているということには意図的なものしか感じられません。
 東仙要のように、他人の斬魄刀を所持する=剣八の場合は殺して奪ったということも考えられますが。が、まだ肝心の、明らかに謎を抱えている草鹿やちるがこの対決に全然絡んでいないのも気になります。

 結局、何が言いたいかというと、卯ノ花隊長が命を賭して行ったのは"剣八の本来の力を取り戻す"ことだけであって、斬魄刀に関しては何もしていないので、剣八は斬魄刀次第で更に強くなるのでは!?ということです。
 更木剣八、底が見えません。


 あと、もう1点気になることが。

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 千年前の十一番隊の副隊長らしき彼。
額当てをしている副隊長というのは、なんともこう、カマセ犬の香りが……。
卯ノ花と剣八の戦いに巻き込まれて死んでいたりしないでしょうか。心配です。
 とは言っても、回想終わってしまったので今後は出番無さそうですが。



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「尸魂界の掟というのは…貴様ら人間の魂を守るために定められているのだ!!」

1巻感想はこちら
 ルキアから死神の力を譲渡され、虚(ホロウ)との戦う運命に身を投じることになった一護。
「家族を守るために」という当初の"目的"は、自分を庇って力を失うことになったルキアの姿を思い出したことで「ホロウから襲われる霊達を守るために」という"覚悟"に変わったのでした。
 そして、後のメインキャラ・織姫とその兄のエピソードも1巻で描かれ、一護の優しさの片鱗が見えるような描写もちらほらと見えます。


○続々登場、メインキャラ

「チャドが…病室から…消えた……!?」
 というような冒頭で、今では悪い意味で持ちネタになってしまったチャドの消失ネタがこんなに早くに!と驚かされる2巻です。
 1巻のラストから始まったチャドとインコのシバタのエピソード(8~12話)と、浦原商店の面々が登場するコンのエピソード(13~18話)の中編2つが収録されています。
 
 ルキアが戦力として活躍する予感が全くできないのとは対照的に、チャドがこの時点でそこそこ強いように描かれていることや、浦原商店の面子がタダ者でない雰囲気を出していることなどから、今後の展開を見据えての2つの中編だったのかな、と。
 ルキアの義骸の謎や「地獄」の存在など、リアルタイムでは長期的に気になっていた布石も見られたりもありますし。地獄は結局、本編では深く触れられることがなさそうですけれども。
 
 チャドもコンも初登場時からすごく良いキャラクターをしているだけに、現在の不遇さは残念に思えてしまいます。


○ルキアと一護の"優しさ"

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 この2巻から間もなくして、一護の前にルキアの兄、朽木白哉が立ちはだかります。
一護が彼と戦うことになるのは、その背景にある「尸魂界(ソウル・ソサエティ)」の体質そのもの、ここでも後でも使われているように"掟"を何とかするためです。
 久々に2巻を読んで「この時点でルキアは掟について語っていたのか」と驚いたと同時に、一護を護るために自分を犠牲にして現世を去ったシーンが自然と浮かんできました。

 1巻の感想で、「一護を一言で表すなら"優しい"」と書きました。
同じようにルキアも"優しい"が当てはまるけれど、2人の本質は違うところにある気がしています。

 一護は「自分が何とかできる!」という想いがあったうえでの優しさがあると思うのです。
正しくは、母親を護れなかった/護られたことで「同じ事は繰り返さない」という決意があっての「自分が何とかする!」という想いからくる優しさ、になりますかね。
 一護自身は傷ついているので自己犠牲的な要素はあるものの、自分の命まで犠牲にするつもりはないはずです。

 一方のルキアのそれは、前提として"掟"があり、「自分がどうなってもいいから」という決意がある上での、自分を捨てているが故の優しさなのではないかな、と。
それこそ、一護のために自分の命も捨てられるくらい"優しい"のが朽木ルキアだと言えるくらいに。

 ルキアは一護の10倍近く生きているということで、百数十年生きているわけですから、それこそ「長く生きていても変えられないことがある」と悟ってしまっているのかもしれない、と今回感想を書くにあたって色々考えた時に思い浮かびました。ルキアの年齢設定ってあまり意味ないのでは?という10年以上に渡る疑問が少し解けた気がします。


 今回、感想を書くにあたって、もう1つピックアップするか迷ったシーンがありました。
それもルキアについての話で、8話で義骸に入っている時に、走るのに一生懸命で敵接近の気配に気づかなかった、という場面です。1巻の時にも書いたんですが、ルキアを一言で表すなら「迂闊」なのではとも…?と思ってしまうのでした。
ある意味、一生懸命ではあるんですけど空回りしているというか。
 ああでも、気持ちが纏まらないうちに身体が動いてしまうと言えば、先ほど書いた"優しさ"に通ずる部分はあるのかな。

 何にしても、ルキアについてはまだ理解しきれていない部分が多々あるので、これから集めていく中でしっかり把握できたらな、と。
幸い、54巻でも表紙を飾っているので理解が深まってからもう一度書くチャンスもありますから。

 ああでも、あの辺では銀城について書きたいなとか、今考えても仕方ないことを考えたりもしています。
 そもそも52冊後なので、いつになるやらですが…

「BLEACH」524 THE DROP

523話の感想はこちら
 前回の感想で、剣八さんと卯ノ花さんを殺し合わせて戦力減らしてどうすんのって言われてるのを見て納得しかけましたが、よくよく考えて「剣八が試されているだけ」と解釈しました。
 卯ノ花さんはヴァンデライヒと戦っていないから、どっちにしろ前回より戦力は増えるので、卯ノ花さんがそのまま戦力になるか、剣八がそれを超えるか、というだけの話なのかなと。
 京楽は、卯ノ花レベルの強さが無ければ剣八が居ても仕方ないと考えた結果、斬り合いをさせる決断をした、と。


○今週のタイトル
 
 そのまま読み取れば、剣八の目から零れた「雫」。
剣八でも落涙するのか、と驚かされた回でした。

 THEが付いているので名詞として読む「DROP」が正解なのでしょうけれど、色々な意味を持つだけに拡大解釈をしてしまいます。
卯ノ花が勇音に宛てた手紙に、四番隊隊長を続けられない旨≒ドロップアウトすることが書かれていたのかもしれない、とか。剣八から見て、小細工を使う程度に卯ノ花が「落ちた」とか。こじつけです。
 前回が秀逸だっただけに、余計なことを考えてしまいます。うーむ、楽しい。


○副隊長へ遺すもの
・卯ノ花は手紙を、剣八は眼帯をそれぞれの副隊長へ残して「無間」へ赴く。

 勇音が泣いていることから、卯ノ花がもう戻らない覚悟を記しているのは想像に難くないところです。

 一方の剣八は「また眼帯を付けに戻ってくる」という意思表示=勝って帰ってくるつもり満々、と読みました。なので、やちるは笑っているのでは。
戻らない予感があるなら、眼帯を剣で切り裂いて置き去ったかな、と。
 ただ、戻って来た時に再び眼帯を付けるかどうかはまた別の話ですが。


○剣八対"初代"剣八
・卯ノ花は眼帯を外した更木を圧倒する強さを見せつける。しかし、戦いの最中、更木は卯ノ花がかつての「憧れた姿」と変わってしまったと言い放つ。

 蹴りを入れる剣八の姿が新鮮でした。追い詰められている感が出ています。
 
 相手によって強さの"底"が決まる、という小説版で推測された剣八の性質、本当に正解だったようで、ついに作中で明言されました。
 しかし、眼帯を外した全開の状態であるためにそれ以上には辿り着けず、今の剣八は「弱い」と。
 
 これだけ強い卯ノ花が、初対決の時には小細工を使う余裕が無かった、と。
そして、今の剣八を「弱い」と言うのが謎です。剣八が戦いを愉しむために色々と小細工をしたことで弱くなった、と言いたいのだろうか。
 現在の一護サイドで並行して描かれているように、(剣八の場合は"愉しむこと"の)「本質」を見誤っているということなのかな。


○剣八の涙
・憧れた卯ノ花に負けることを悟った剣八は涙を流す。刃に貫かれた感覚を味わったのも束の間、戦いは続いており―

 もう1回言いますが、剣八の涙には驚かされました。しかし、どういう訳か剣八は生きている、と。 
 剣八が貫かれたのは現実に起きたことであり、卯ノ花が治した可能性が高いように思えます。卯ノ花に付いた剣八の血は現実のものとして残っているので。
 
 「死線を潜る度に強くなる」のが本当だとすると、自分を超えるまで剣八を殺す/治すを繰り返して強さの底を引き上げる可能性もあります。
 超えさせるつもりで戦っているなら、(勇音が泣いていたことから見て)遺書を置いて去ったことに納得がいきますし。
 しかし、卯ノ花がいない四番隊は医療班として十分な活躍が出来るのだろうか。
卯ノ花としては織姫がいるから"剣八"に戻る覚悟が出来たのかもしれませんが、最終決戦には四番隊隊長不在で臨むのですかね。

 卯ノ花の「貴方は死なない」という言葉で剣八が表紙の13巻のタイトルが「THE UNDEAD」であることを思い出しました。
剣八の不死身の強さを表した比喩だと思っていましたが、本当に死なないとは。


 次回は回想のようです。剣八の「過ち」と卯ノ花の「罪」がしっかりと描かれるのかな。
一護サイドも気になるので、何週かかるのかは心配ですが楽しみです。

久保帯人「BLEACH」1巻

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「…兄貴ってのが…どうして一番最初に生まれてくるのかを知ってるか…?後から生まれてくる…弟や妹を守るためだ!!
兄貴が妹に向かって"殺してやる"だなんて…死んでも言うんじゃねぇよ!!」


 霊が「見える」「触れる」「触れる」うえに超A級霊媒体質の少年・黒崎一護は十五歳の高校一年生。
 霊と関わりながらも平穏な日々を送っていたが、ある日、一護のもとに自らを"死神"と名乗る少女が現れる。それに呼応するように虚(ホロウ)と呼ばれる巨大な悪霊が一護と家族を襲う。
 一護を庇い、重傷を負った"死神"こと朽木ルキア。彼女の力を譲り受け、"高校生兼死神"となった一護は力の振るい方に迷い、戸惑いながらも、徐々にその使命に目覚めてゆく―!!


○一護の原点

 死神代行消失篇から最終章を読んで再びハマったので、7年半ぶりに買い直してしまいました1巻。
 1巻は一護がルキアと出会い、死神の力を得る第1話のほか、死神としての自分の立ち位置を自覚する2話、織姫の兄と対決する、初の中編である3~6話、そしてチャドが初登場するエピソードの導入話である7話まで収録。

 「BLEACH」全編を通して見ても、この巻の井上兄のエピソードがかなり好きなので改めて読んでも面白いです。引用したセリフから伝わる、家族を守ろうとする一護の姿勢だけでなく、死者と生者の「辛さ」どちらもわかっていたりと、かなり優しい奴だというのが改めて確認できました。
 一護を一言で表すなら「優しい」だと思うのです。戦いの場においてもそれを出し過ぎるから作品の中でも外からも非難もされますが、個人的には一護が好きなので、初期からブれていない所を見れて1巻買い直してよかったなと。


○初期設定を楽しむ読み方

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 今読むとこの部分「(始解に至って初めて)個々の死神の霊力に呼応して姿を変える斬魄刀が―…(浅打の時点で)あんなに巨大になったところも見たことがない!!」だとしっくり来る感じがします。

 他にもルキアがあっけなくやられた理由なんかも、未だに戦いだけに集中できていない様子が見てとれる辺りから「根本的にこういう性質なんだな」と思ったり、この時点で席官クラスだったはずなので力を制限されていたんだな、とか考えたら割と自分の中に落ちてくるのが楽しかったです。

 という感じで、「どうせ後付け設定で矛盾が生じるから読み込まなくていいや」ではなく、「こう読んだら今と繋がるんじゃないか?」と考えながら過去の設定を読み直すのも楽しみ方の一つかなと。
 親父に関しては、母親のことも含めて現段階でも真意がはっきりしていないので解釈に困るところなんですが、一人前の年齢に近づきつつある今になって真実と向き合わせるチャンスを与えるため……とでも考えればよいのかな。

 まあ、わざわざこんな難しい読み方をしなくても面白いんですけどね。

「BLEACH」523 Swords of origin

○扉絵

 Cカラーで冬服姿の一護と恋次。本編ではいよいよ修行らしい修行が始まりましたが、今回の扉絵は日常風景ですか。恋次の襟の裏地がオシャレです。
耳当ては小学生で卒業するイメージあるのですが、恋次がしているとそんなに悪いものには見えません。
自分がしていた当時は耳かけって呼んでいたのですが、方言なんでしょうか。


○タイトル

「Swords of origin」
 剣の起源?ということで、浅内のことではありますが、書き文字のSが砕けて「words of origin」とも読めます。
"言葉の起源"ということで、「剣八」という"言葉"の起源である卯ノ花隊長のことではないかな、と。
 今まででも最高レベルの好きなダブルミーニングです。テンション上がります

【追記】
洞窟ペンギンの管理人・ぺんぎんぺさんからコメント(「斬魄「刀」の起源と「剣」八の起源じゃないんですかね」で気づいたのですが)、「Swords」が複数形なので元から浅打と剣八の両方を表していました。お恥ずかしい。


○浅打

ペプシマン!?(ちがう)

 あらためて浅打の説明がされ、王悦が全てクリエイトしていることが判明。
王悦は"つくる"でなく"クリエイト"という言葉を選ぶことで斬魄刀の存在を曖昧にしているのがキャラを深めていて面白いです。
「作る」なのか「造る」なのか「創る」なのかわからないので、あえて私もクリエイトと言わせてもらいました。王悦の解釈がわかった時点でクリエイトがどの"つくる"なのかを考えてこの辺を読んでいくと面白いかも。

 王悦の「具象化とチョット違う」という発言を見ると、「具象化」して「屈服」させるという卍解の修得方法が間違っているのでは、という気がしてきました。
そうなると自動的にヴァンデライヒには奪えない卍解が修得できるということになるのかな。合理的だ。
 
 王悦は斬魄刀について、わざわざルビ付きで「遣い方」と言っいます。また、「根本が違う!」とのこと。
で、一護はまだ「使い方」だと思っていると。こういう音の遊びもまた面白いです。
 でも、一護は斬月とちゃんと向き合ってきた気がするんだけれど。それすらも間違っているということなのかな。
「無月」を放った「俺自身が月牙になることだ」が今のところ一番良い線行っているように思えるのですが。うーん、わかりません。

 「斬魄刀と死神どっちが上か」なんて話が今さら出てきていますが、500話超えて主従関係が逆転したらどうしよう。遣わせて頂きます!なんて言ったりして。
 美女ならありだけど、オッサンと猿だからなあ……。先週の斬魄刀ガールズならアリですが。

 そもそも「フザケンじゃねえ!」とか怒るなら、総隊長くらいには斬魄刀の使い方教えておけばいいのに…と思うのは野暮ですね。
 一護と恋次しか真髄に達することができないのか、いっそのこと全員パワーアップしちゃうのかは未だに気になるところです。


○卯ノ花隊長

エス・ノト!?(ちがう)

 何かいきなりブチ切れてます、卯ノ花隊長。めっちゃこわい。
今までお互いに知らんふりして、心の底では斬り合いたい衝動に駆られていたんでしょうか。てっきり、剣八は卯ノ花隊長の本性を知らないと思っていたのですが。
 お互いに刀傷を遺した因縁があるようで、いきなり全力での戦いですか。これは燃える。
と同時に、卯ノ花隊長の縛っていた髪が傷を隠すためというのもまた燃えます。久保先生のデザイン凄いです。

 斬魄刀のエピソードと並行して剣八サイドが進展し、誰も立ち入れない「無間」での対決、と、いよいよもって「草鹿やちる=斬魄刀説」が自分の中で濃厚になってきています。
 これ読む前までは卯ノ花隊長の力をセーブするための力の分身体かなと思っていたのですが、どうやら剣八の斬魄刀と関わってきそうです。
 もしかして、やちるみたいに具象化を超えて現実世界に一つの命として存在させるのが斬魄刀の真髄なのかしら。
それだと剣八がかなり良い所行ってるような。というか、1人だけ先んじてクリアしてますね。やっぱり凄い男です。

 本編とは全く関係ありませんが、小説版の流れを汲むと「無間」には今3人の剣八がいることに。チラっとでも出てくれないかな。

 
 どちらの局面も気になる引きで、次回も楽しみです。

東仙の真の力

【2009年12月更新の再掲です】




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檜佐木の「どうして」は「コカコーラじゃないんですか?」or「どうしてそのデザインを選んだんだ…」だと思ってます

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